- 更新日 : 2024年7月3日
Google Keepの何がサービス終了になった?PCでの使い方について解説
Google Keepとは、Googleが提供しているメモ帳アプリとWebサービスです。2021年に、Google Keep Chromeアプリなどのサポートは終了しました。
本記事では、業務効率化を目指している方に向けて、Google Keepのサービス終了の概要や機能、デスクトップでの使い方などを解説します。
目次
Google Keep(グーグルキープ)とは?
Google Keepは、Google社から提供されている無償で利用できるメモ帳アプリです。テキストベースのメモやリストだけでなく、画像を添付したメモや音声メモなど、多様なタイプのメモを作成できます。
さらに、Googleアカウントをもっていれば、誰でも無料でアクセス・使用できます。これにより、日々の情報整理やアイデアの記録に役立てられるでしょう。
Google Keepの基本機能
Google Keepでは、以下の基本機能があります。
- メモ、リスト、写真、音声の追加
- リマインダーの設定
- メンバーへの共有
- フィルタリングと検索
- 複数のデバイスで同期
Google Keepの基本機能として、ふとした思いつきや写真、音声などを簡単に追加できる点が挙げられます。日常のあらゆる情報を効率的に管理可能です。また、リマインダー機能を利用すると、場所に応じて、買い物リストを表示するなど、位置情報を基にして通知してくれます。
さらに共有機能により、チームメンバーとメモを共有できます。打ち合わせ資料などをリアルタイムで更新できるため、協力してタスクをこなせるでしょう。フィルタリングや検索機能を使えば、色や属性で情報を分類でき、共有されたメモをすぐに見つけられます。
そのほかにも、スマートフォンやタブレット、パソコンなどの複数のデバイスで利用できます。同じGoogleアカウントでログインしている限り、どのデバイスからでも情報を閲覧できる便利なサービスです。
Google Keepの何がサービス終了になった?
Google Keepのサポート終了後、パソコンでのオフラインアクセスができなくなります。モバイルアプリでは引き続きオフラインで利用できます。
また、Chrome OSのロック画面からGoogle Keepにアクセスする機能も廃止されました。このため、ロックを解除しないとKeepを利用できなくなります。
本項では、Google Keepのサービス終了になった内容について解説します。
Google Keep Chrome アプリのサポート終了
2021年の初旬に、Google KeepのChromeアプリに対するサポートが終了しました。これにより、モバイルアプリを通じてはオフラインでメモへのアクセスは可能ですが、パソコンを使った場合、オフラインでの使用ができなくなっています。
また、Chrome OSを搭載したデバイスのロック画面からGoogle Keepに直接アクセスする機能も使用できなくなりました。
しかし、Google Keepをすぐに開くためのショートカットをChromeブラウザへの設置できます。後述する「Google Keepをパソコン(PC)で使用するには?」で解説するため、参考にしてみてください。
デスクトップにGoogle Keepアプリを配置できなくなる
Google Keepのデスクトップ版アプリケーションの提供も終了しました。
これにより、Windowsパソコンを使用している方がGoogle Keepを活用する場合、ChromeなどのWebブラウザを開き、Webページに直接アクセスする形で利用する必要があります。
サポート終了後にできなくなること
Google Keepのサポート終了に伴い、パソコンでオフライン利用ができなくなります。一方で、モバイルアプリでは引き続きオフラインでのアクセスが可能です。
また、Chrome OSのロック画面から直接Google Keepにアクセスする機能も利用できなくなります。この変更により、デバイスのロックを解除してからGoogle Keepにアクセスする必要があります。
参考:Google Keep Chrome アプリから移行する
Google Keepをパソコン(PC)で使用するには?
Google Keepをパソコンで使用するには、ショートカットを配置する方法があります。
本項では、デスクトップにGoogle Keepのショートカットを配置する方法を紹介します。
デスクトップにGoogle Keepのショートカットを配置する方法
Google Chromeブラウザを使用する場合、Google Keepのページを開きましょう。次に、画面右上にある「Google Chromeの設定」ボタン(縦に並んだ3つの点)をクリックします。「その他のツール」から「ショートカットを作成」を選択してください。
その後、開いたウィンドウで、デスクトップに保存したい名称を入力します。「ウィンドウとして開く」にチェックを入れ「作成」ボタンを押してください。デスクトップに指定した名前でショートカットが作成されます。
ショートカットをダブルクリックすると、ブラウザとは異なる専用のウィンドウが立ち上がり、Google Keepをアプリのように利用できます。
PC向けGoogle Keepの効果的な使い方
Google Keepは、Windowsの付箋とは異なり、イラスト入りのメモを作成できます。図形や手書きのメモもできるため、視覚的にわかりやすく記録に残せるでしょう。
また、作成したメモをユーザーと共有することも可能です。業務上で重要な情報を必要な時に共有できるでしょう。
本項では、PC向けGoogle Keepの効果的な使い方を解説します。
Windowsの「付箋」とは違う使い方
Google Keepは、Windowsの「付箋」よりも多機能で便利なツールです。メモのデザインはカラーだけでなく、イラスト入りの背景も選べます。
使い方として、メモの下段メニュー内のパレットマークをクリックすると変更できます。さらに、メモにラベルを付けると、複数のメモを特定のラベルに紐付けて整理できます。
これにより、メモを簡単に見つけられるようになるでしょう。
また、画像だけでなく、図形や手書きのメモも残せます。
リマインダー機能も充実しており、メニュー内のベルのマークをクリックすると、指定した時刻や場所でリマインダーを設定できます。
リマインドとしてメモが表示
メモにリマインダーを設置するには、パソコンからGoogle KeepのWebサイトへアクセスしてください。
次に、リマインドしたいメモを選択します。その後、メモの左下にある「リマインダーを追加/編集」のアイコンをクリックしましょう。ここで、特定の時刻や場所を指定すれば、時刻になったり、その場所に到着したりした際に、メモがリマインダーとして表示される設定が可能です。
この機能を利用すれば、大切な予定やタスクを忘れずに済むでしょう。
作成したメモをユーザーと共有
Google Keepでは、メモやリストを他のユーザーと簡単に共有できます。まず、共有したいメモやリストを開き、その下部メニューにある「共同編集者」アイコンをクリックします。
次に、表示される共同編集者画面で、共有したいユーザーの名前またはグループアドレスを入力し「保存」ボタンを押してください。これでリストが共有され、共有相手のアイコンがリストの下部に表示されます。
共有相手のGoogle Keepには、共有したメモやリストが表示され、共有元のユーザー名と共有設定された日時も確認できます。
Google Keepを理解して、サポート終了後も活用しよう
Google keepとは、Google社が提供する無料のメモ帳・Webサービスです。思いついたことをメモできたり、リマインダーを設定して重要なことを知らせてくれたりする機能があります。
便利なGoogle Keepですが、2021年の初めにGoogle KeepのChromeアプリがサポートを終了しました。これにより、デスクトップにGoogle Keepアプリを配置できなくなっています。今まで通りGoogle Keepを利用するには、ショートカットを作成しましょう。
Google Keepの使い方を理解して、サービス終了後も有効活用してください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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